「那須高原平屋の家」施工事例追加いたしました

今から30年ほど前1枚のFAXが届きました、那須高原に木立の中に埋もれるような平屋建ての小さな家を建てたいとの事。
私は、当時30歳になったばかりの若造でした。プランを描き見積を提出早速工事依頼を頂き着工、外装、内装とほぼすべてお任せ。
お施主様は、13年程お住まいになりましたが事情があり家を売却しました。今年、住宅を買われた方から外部木製建具の修理の依頼の連絡があり、
伺い修理は無事完了しました。家を建てて30年ほどたちますが手入れをしながら大事に住んで頂き凄く綺麗で感動しました。
手入れの要らない住宅はないと思います、改めて世代を超えて引き継いでいける本物の家づくりをしていかなければと思いました。
弊社には古くさいかもしれませんが、子弟制度があり大工職人の育成にも取り組んでいます。墨付け手刻みが出来て加工のできる大工です。
10年後には熟練の技術を持つ大工はかなり少なくなるでしょう。人材育成は工務店に課せられた使命だと思います。
弊社が30年程前に建築した那須高原平屋の家の現在を施工例に追加しました。派手では無いけれどとてもシンプルで癒される家。
構造:大工手刻みによる真壁構造
建具:内部・外部共、建具職人制作
内装;漆喰・石・シナベニヤ・和室イナゴ天井貼り
外壁:腰下杉板鎧張り・腰上漆喰